オリックス・山本由伸投手が9月9日にZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ戦で、ノーヒットノーランを達成。昨年6月18日の西武戦(ベルーナドーム)以来、自身2年連続2度目の快挙となった。
2年連続のノーノー達成者は、1リーグ時代の沢村栄治(巨人)、亀田忠(黒鷲軍)以来、3人目。2リーグ制導入後では初めてで、さらに複数回達成は外木場義郎(広島)以来51年ぶり10人目となった。
この試合には、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMをはじめ大谷翔平選手が所属するエンゼルスなど、複数のメジャー球団関係者が視察に訪れており、その中での快投について山本は、
「注目していただけることは嬉しいし、いい結果出たのでよかった。もっともっと頑張って、もっともっといいボールを投げられるようにしたい」
と喜びを明かしていた。
山本は今オフ、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦が濃厚とされているが、気になるのは契約金。その金額についてアナリスト古内義明氏が「せやねん!」(MBSテレビ)で解説している。
古内氏によると、山本は今オフのFA市場の中でトップ5に入る注目度だそうで、「年俸は最低でも25億円以上で5年以上の契約になる」とアメリカで話題になっているとか。さらに山本が出場した3月のWBCについて、
「ニューヨーク・メッツのコーヘンオーナーという大富豪がいるんですけど、この富豪が資産2兆円といわれてるんですよ。このコーヘンさんが山本投手のピッチングを見るためだけにプライベートジェットでニューヨークから東京ドームに飛んでますから」
とメジャー球団の関心の高さを語っていた。
メジャー球団関係者の眼前で衝撃の投球を見せつけた山本。今オフのMLB移籍の行方が注目される。
(鈴木十朗)