オリックスの山本由伸投手が7月8日のソフトバンク戦で先発し、完投勝利を収め、リーグトップの8勝目をあげた。
10日には自身のインスタグラムで「8勝目!応援ありがとうございました。頑張ります!」と喜びのコメントを投稿同時にアップした球場で打ち上げられた花火を見る山本の後ろ姿の写真に「背中だけでもかっこいい」「ホーム画面にした。由伸と花火はこれが最後かな」などと、称賛とともに噂されるメジャー行きを惜しむ声が殺到した。
そんな中に、元メジャーリーガーの祝福の声もあった。一人はチームメイトのジェイコブ・ニックス投手。ニックスは王冠の絵文字を2つ投稿し、さりげなく勝利を祝福している。そしてもう一人は、16年から19年までオリックスでプレーした、ステフェン・ロメロ外野手で、
「神戸のフィールドは素晴らしい場所です!日本で、そしてオリックスでプレーできた喜びが恋しいです。これからも応援してます!」
と上手な日本語の文章でメッセージを送っている。
現チームメイトのニックス投手はともかく、今はメキシカンリーグでプレーするロメロ外野手のコメントは意外に感じるが、スポーツライターが語る。
「6月28日にソフトバンクホークスの柳田悠岐外野手が通算250本塁打を達成し、インスタでコメントした際も祝福のメッセージを書き込んでいます。ロメロと柳田とは接点がありません。そんな選手にまでコメントしているぐらいですから、チームメイトだった山本にコメントするのは自然のこと。それでも常に反応するあたりには、彼のマメさと日本愛を感じます」
それにしても、今度は山本がメジャーから日本人選手の記録報告に祝福のメッセージを送るときが来るのか。