熱烈な虎党として知られる俳優の渡辺謙が9月12日、甲子園(対巨人)で観戦。阪神の勝利に歓喜の声を上げた。
渡辺は完封勝利の西勇輝について「ベストピッチをした。西君がヒーローでしょう」と称え、「今年の象徴的なゲームだったんじゃないかな」と振り返っていた。すでに頭の中は日本シリーズで、全て宿は抑え済み。「あとはチケットを何とか入手して全試合見たいですね」と意気込んでいる。
「世界のワタナベ」がスケジュールを全空けしてまで応援に駆けつけるとは何とも驚きだが、多くの阪神ファンも同様に仕事そっちのけで声援を送りたい気分でいっぱいだろう。
ネット上では渡辺に共感の声が上がっているわけだが、一方でその熱の入りようを懸念する声もチラホラ見られる。
スポーツライターが語る。
「渡辺は過去にバックネット裏で阪神戦を観戦していたところをテレビカメラに捉えられ、熱狂する姿が日本中に流れてしまったことが何度かあります。興奮しすぎて一人立ち上がる場面も見られ、中継視聴者からは『気になって試合が頭に入ってこない』との指摘も。声援を送るならまだしも、今はヤジがひどい観客の場合、退場させられる場合もある。日本一に向けテンションが上がりまくるのは分かりますが、周囲の観客とトラブルにならないように注意してほしいものです」
13日の阪神対巨人ではABCテレビの中継にゲスト出演する渡辺。そこでも視聴者をドン引きさせないか心配だ。
(ケン高田)