社会

みのもんた「安倍政権“女と金”で失態続く」

20141113f

 先日、「古希の祝い」を開かせてもらいました。楽しかったな~。二次会、三次会‥‥。いや、アルコール消毒が過ぎて、記憶まで消毒してしまい、覚えてないんだよ。最後は祇園や銀座のお姉さんたちに介抱されたらしいんだけど、惜しいことしたよ(笑)。

 忙しい中、本当にたくさんの人に集まってもらってうれしかった。この場を借りて、お礼申し上げたい。芸能界はもちろん、財界や政界からも集まっていただきました。元総理の菅直人さん、公明党代表の山口那津男さん、与野党の別なく政治家の皆さんにもリラックスしてもらえたんじゃないかな。みんなの党代表の浅尾慶一郎さんと前代表の渡辺喜美さんを並べてしまったから、この2人だけは緊張していたかも(笑)。

 それにしても、永田町から流れてくるニュースは情けない話ばかりだね。

【安倍政権「女と金」で失態続く】

女性閣僚だった2人、小渕優子前経産相と松島みどり前法相の同時辞任に始まった安倍内閣の「女と金」の激震が続いている。経産相となった宮沢洋一議員は「SMバー」への支出、東電株保有、さらには外国人企業からの献金など相次いで金の問題が噴出。おかげで、肝心の国会審議が停滞している。

 私が期待した女性閣僚が同時に辞めたのは残念だったけど、問題は辞めた理由だ! 芝居のチケット買っただの、うちわ配っただのと、ちょっと次元が低すぎませんか? 「SMバー」に至っては、もう論外だよ。そっちの世界には明るくないんだけどさ。縛ったり、ムチで叩いて、ロウソク垂らしたりして、それでお互いが喜んじゃう‥‥。それだけ知っていれば十分だって? ハハハ。

 冗談はさておき、宮沢さんは「私は行っていない」って弁明していたけど、いいんだよ、別に大臣がそっちの趣味を持っていても。問題なのは、観劇代にしろSMバー代にしろ、政治資金から支出するなって話だよ。政党助成金は国民の税金から出ていることを知らないわけじゃないよね? それに、政治と金の問題なんて、彼や彼女らが政治家を志す以前からつきまとっている問題だった。だったら、もし身辺を洗われたら、こういうことになるってわかっていたはずだよ。

 これは、政治家としての自覚のなさが招いた事態、情けないよね。小渕さんは親父さんが亡くなって、急に選挙に立ったのかもしれないけどさ、政治家を志す時に、自分たちがどんな思いで立ち上がったのか、ぼやけてしまっているんじゃないのか。

 そう考えると、「一票の重み」というのを、我々も意識しなきゃいけない。もちろん任命した側にも問題はあるけど、文句言うのも天にツバを吐いているようなもんで、結局我々、選挙民に帰ってくることなんだ。

 有権者も芝居を観に行くなら、自分の金を出す。政治家もいや、秘書が行ったんだっけ? まあ、いいや。SMバーに遊びに行くなら、自分の小遣いで行けばいいじゃない。たった数万円が自分の足を引っ張る可能性があるんだからさ。

 それに、遊びは自分の金で遠慮なくやったほうがおもしろいんだよ。額に汗して稼いだ金をパーッと使う気持ちよさがわからないのかな。中途半端なSMバーに行って、喜んでいるんじゃないよ。政治家なら自腹でもっと一流の店に行け!と言いたいところだね。

◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。

カテゴリー: 社会   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」