18年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた阪神。今年の阪神は多くの主力選手が活躍した一方、飛び抜けた数字を残した選手はいない。通常、リーグ優勝チームから選ばれるMVP(最優秀選手)投票は混戦が予想されるが、球界OBたちは今季の阪神のMVPに誰を挙げたか、まとめてみた。
宮本慎也氏は9月14日公開のYouTubeチャンネル「野球いっかん!」で、「甲乙つけがたい。村上(頌樹)であったり、近本(光司)っていう人もいるし、大山(悠輔)っていう人もいるし、岩崎(優)もそうだけど」と悩みつつ「僕の好みで言うと大山です」としている。
古田敦也氏は17日放送の「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)で、「MVPって普通1人なんで、どうしようかと思ったんですけど、2人ともすごい活躍だった」と、1人に絞り切れず、大竹耕太郎投手と村上頌樹投手の2人を挙げた。
星野伸之氏は10日放送の「石橋貴明のGATE7」(TBSラジオ)で近本を挙げ「死球でいなくなったとき、このまま(シーズン)離脱したらヤバいかなって思った」としている。
また掛布雅之氏は「気持ち的には岩崎(優)、数字的には村上」、高木豊氏は「投手では村上、野手では大山」とそれぞれのYouTubeチャンネルで挙げている。
「他には井端弘和氏が『プロ野球ニュース』(CSフジテレビONE)で、下位打線から上位打線に繋ぐ役目としての貢献度の高さから木浪聖也。野村弘樹氏は大竹、能見篤史氏は『かんさい情報ネットten.』(読売テレビ)で村上を挙げている。こうして見ると若干、村上が目立つようですが、とにかく名前が多く出てくる。全員で優勝を勝ち取った証拠でしょうね」(スポーツライター)
プロ野球OBが悩むのも当然だろう。
(鈴木十朗)