9月11日の金沢競馬は通算第12回、4日目。
馬券は栗原大河騎手が騎乗する馬に絞る。栗原騎手は9月8日時点で、リーディングトップの72勝を記録していた。はたして吉と出るか、凶と出るか
7Rは栗原騎手の騎乗はなく、リーディング3位の青柳正義騎手の馬が1着で、ドボン。
8RはC2、1400メートルの6頭立て。栗原騎乗は⑤アンダーレだ。断然の1番人気だが、逆らわず⑤から買う。3連単⑤④⑥、配当は1640円。これをゲットした。少頭数、1番人気の馬が勝ってこの配当なら悪くない。
9RはB2、1500メートル、9頭立て。栗原騎手の⑦アリアージュは、オッズを見た時は2番人気だったが、最終的には1番人気になっていた。⑦から好配当になることを願いつつ、2・3着①③⑥⑧⑨のフォーメンションで勝負だ。
結果は1着⑦、2番人気の⑨が2着、4番人気の⑧が3着で、3連単①⑨⑧は1番人気890円の低配当になったが、狙い通りだから仕方がない。なによりギャンブルは当たることが大事。栗原騎手はこのレースで、この日3勝目をマークした。
そして10RのB2、1500メートル、7頭立て。リーディングでスリートップの栗原、吉原寛人、青柳の3騎手がそれぞれ④カフェメモワール、③ショットオブザデイ、⑥キノトクイーンに騎乗する。1番人気は③、④は6番人気、⑥は3番人気だ。③はデータをチェックして食指が動かず、頭は④と⑥から。栗原騎手の④は人気薄なので、ワイドで狙ってみる手もありかと考えて④⑥、それと③⑥を各1000円購入した。結果は③⑥④。ワイドはダブルでゲット、という結果になった。③⑥210円、④⑥750円。トータル1万円弱の払い戻し。しゃーない。
11Rは迷いなく栗原騎手の馬を買ったが、5着に敗れてドボン。
最終12RはA級以下B1以上、準重賞金沢鼓門賞、1400メートル、小頭数の5頭立てだ。1番人気は栗原騎手の④エムティアンジュ。栗原騎手はこのレースも勝って、4勝目を挙げた。3連単610円の配当をゲットし、栗原騎手絡みで4的中という結果に。配当には恵まれなかったが、飲み代は出た。
競馬場を出たのは18時。あとは旨い肴の店にありつくのみだ。ウロウロして駅前のホテル近くの居酒屋に入り、手取川、黒龍など北陸の地酒を飲みながら、のどぐろの煮つけ(3200円、高い!)、お麩が名物の金沢おでんのセットに舌鼓を打つ。店を出てホテル近くのショットバーでさらにバーボンを2杯、バタンキュー。
翌日は金沢から車で約60キロの福井・あわら温泉がほど近い、三国ボートまで出かけた。11月には三国ボートでSGチャレンジCが開催されるが、その前に場内取材も兼ね、舟券を楽しむためだ。
三国ボートでは福井名物のソースかつ丼など3食を完食して5時前に終了。引き返して金沢に着いたら18時を過ぎていたが、最終の新幹線までは3時間もある。2日間食べまくったが、最後は噂の金沢の回転寿司で締めたい。
市内にはそっちこっちに回転寿司の店がある。回転寿司のベルトコンベアは、実は金沢の会社が作っている。回転寿司の発祥は大阪などだが、最初に回転寿司ブームが起きたバブル期には、金沢に店舗が多かったと記憶している。回転寿司の聖地と言えるのが、金沢でもあるのだ。
駅前の有名店「輝らり」に入る。回転寿司というと、回転している好きな寿司を選んで取って食べるというイメージがあるが、金沢の回転寿司は回転居酒屋だ。食べたいものをタッチパネルでオーダーすると、板場から寿司やつまみがレールで運ばれてくる。つまり、お運びのスタッフがいない居酒屋だ。だが、そのレベルが限りなく高い。越前ガニ、能登ふぐ…それなりの値段はするから、やはり一般的な回転寿司ではない。
金沢では2日間で寿司を4回食べることができた。やっぱり「食べ打ち」か。
(峯田淳/コラムニスト)