先ごろ、野球日本代表の次期監督候補として一本化されていた元中日、巨人の井端弘和氏が正式に就任要請を受け、受諾する見通しだと報じられた。
今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝に導いた栗山英樹前監督が5月31に契約満了で退任後、後任人事が難航。結局、新監督の初陣となる「アジアプロ野球チャンピオンシップ」(東京ドーム)の開幕が11月16日に迫り、さしあたり同大会までの契約とか。その任期は長くても24年11月の「プレミア12」までといわれ、井端氏は26年3月のWBCまでの「つなぎ役」とみられている。
そんな井端氏の監督内定報道について、9月28日更新のYouTubeチャンネル「野球いっかん」で、野球評論家・金村暁氏が語っていた。
まず日本代表監督がなかなか決まらないことについて、稲葉篤紀氏に栗山氏と、五輪・WBCで最高の結果を残した後の監督のプレッシャーは半端ではないとし「簡単に二つ返事で『やります』と言えないのかなと思った」と、その理由を分析。また井端氏は「つなぎ」で、WBCでは違う監督が引き継ぐという見方については、こんな推察をしている。
「これ、ちょっとした情報なんですけど、例えば今、12球団の監督の誰かが監督をやる可能性もあるということですよね。現状でいくと、例えば(阪神の)岡田(彰布)さんとかね」
一方の任期終了後の井端氏についても、その後、中日の監督になる可能性を問われ、金村氏は「全然ありでしょ」としている。
さて、WBC本番の監督が現在12球団の監督をしている人物だとすると、果たして誰になるのだろうか。
(鈴木十朗)