将棋の第71期王座戦五番勝負第4局が10月11日、京都市の「ウェスティン都ホテル京都」で行われ、藤井聡太七冠が永瀬拓矢王座に勝利。羽生善治九段の保持していた王座の最年少記録・21歳11ヵ月を31年ぶりに更新し、21歳2カ月で将棋界の全8タイトルを独占する前人未踏の八冠を達成した。
永瀬王座が「参りました」と頭を下げた瞬間、日本中の将棋ファンからは歓喜の声が上がったが、一方でなぜか競馬ファンから「シンボリルドルフを超えた!」「ディープインパクト超えの快挙」という声も。どうやら競馬ファンにとっても「八冠」達成はかなりのインパクトだったようだ。
競馬ライターが語る。
「藤井八冠誕生は競馬ファンもかなり注目していたようです。七冠といえばシンボリルドルフとディープインパクトですからね。ついでにゲームの『ウマ娘』ファンも盛り上がっているようです」
実際、ネットの匿名掲示板では「藤井八冠を競馬に例えるなら?」というスレッドがたち「オペラオーに三冠追加するくらい」「牡馬三冠、春秋古馬三冠のグランドスラム。100年に1人、1頭出るか出ないか位の偉業」「八大競走完全制覇」などといった声が上がっている。
将棋ファンのみならず競馬ファンまでも熱くさせた藤井八冠。前人未踏の地に立った王者が、今後どのような活躍を見せるのか注目したい。
(ケン高田)