ついに「SMILE-UP.」に社名を変更した旧ジャニーズ事務所だが、その2日前の10月15日、9月末に既に退所していた元King&Princeの岸優太が、滝沢秀明氏率いる「TOBE」に電撃加入した。同時に発表されたのが、ひと足先に「TOBE」入りしていた元King&Prince平野紫耀と神宮寺勇太との新グループ「Number_i」の結成だった。この動きを受けて、旧ジャニーズのキンプリファンが「TOBE叩き」を開始したというから、穏やかではない。
というのも、神宮寺は2022年11月、翌年5月にKing&Princeを脱退した上で、ジャニーズ事務所からも退所すると表明。その際、こんなコメントを残している。
「海外進出することが僕自身とジャニーさんと、そしてファンの皆様の大切な夢のひとつでした。その夢を追い続けるために活動してきましたが、活動方針の考えが変わっていきました。自分勝手な考えではありますが、メンバーがこの先一人でも退所するなら、自分も退所させて頂くと決めていました」
その結果、グループ名を一新する形で、元King&Princeの3人が「再集結」する形となったのである。「旧ジャニーズ」に残ったファンは、おもしろくない。芸能記者が解説する。
「なんだ、3人でグループを結成する予定だったんじゃないか、と。だったら『方向性の違いで2人と3人に分かれます。僕らはジャニーズを辞めて3人で海外を目指します』…そう最初から言ってくれたらよかったのに、ということですね。『ズルい真似をするな』と憎さ100倍なのですが、TOBE側のファンはこれに反論。それが『いやいや、ジャニーズにグループを壊されたわけだし、本人たちは辞めたくて辞めたんじゃない』『海外を目指したかったのに、止められたんだから仕方がない』というものです」
どうにも交わりそうにない両者の見解だが、「Number_i」の誕生にあたって水面下では早速、メディアが動き出しており、やがて争奪戦が繰り広げられる様相なのだという。
「ファン同士が争っている間に、メディアは視聴率を稼げる方へと舵を切ります。今度はTOBEに忖度するような事態が起きなければいいですが」(前出・芸能記者)
旧ジャニーズ事務所からの移籍は、これで13人になった。これから「TOBE帝国」へと発展することになるのか。