「ファーム総監督」なる謎の名誉職から配置転換になった巨人・桑田真澄2軍監督が、前1軍打撃チーフコーチの大久保博元氏が掲げた練習方針に、真っ向から疑問を呈した。いわく、
「来年のキャンプからは、やれることはいろいろ変えてやっていきたいなと思っています」
いったいどういうことか。大久保氏が提唱した、朝6時台に素振りなどを始める「アーリーワーク」の効用を否定するもので、
「キャンプはなんで暖かいところに行くかといったら、寒いところじゃいい練習ができないからですよね。日本も宮崎と沖縄といった暖かいところに行くのに、朝6時半から寒い時にやる必要ないですよね。統計的に2月の宮崎は、11時から午後4時半くらいまでが暖かいんですよ。せっかく暖かいところに行っているのにね」
そう主張する桑田2軍監督が持論は「量より質」。ちなみに今季の巨人は打率、本塁打数でリーグ1位になっているのだから、ハナから否定されるものでもないような気はするが…。
「頭で理解できていないと、なかなか上達もしない」
と、2年ぶりにキャンプでの座学復活も明かしている桑田2軍監督。大久保氏が去ったことで、投手陣には桑田流を存分に浸透させることができるのだろう。
※桑田2軍監督の言葉は、10月17日更新のYouTubeチャンネル〈報知プロ野球チャンネル〉で紹介されている。
(所ひで/ユーチューブライター)