10月16日にメディアの取材に対し、来季所属するチームの「条件」を語っていたDeNAのトレバー・バウアー投手。
バウアーは優先順位のトップ3として「優勝を狙える」「個人タイトルを狙わせてくれる」「観客動員数」を挙げ「球団と選手がウィンウィンであることが重要」と語っているが、
「全力で引き留める方針を明らかにしているDeNAは1998年以降、25年間もリーグ優勝から遠ざかっており、『条件』からは真っ先に外れる。むしろ名前は出さずともDeNA残留は無いと言っているようなものでは」(スポーツライター)
そんな中、野球ファンの間では早くも移籍先の予想合戦が始まっていわけだがが、関西では「バウアーの条件が阪神でしかない」と早くも虎党が沸騰している。
「確かに阪神は今季リーグ優勝を果たし、岡田彰布監督のもと常勝軍団になりそうな勢い。加えて岡田監督はシーズン終盤『これからは個人記録やタイトルが掛かっている選手が取れるようにやっていく』と断言して起用で気遣い、5部門でタイトルを獲らせている。観客については甲子園の連日の盛り上がりを見れば一目瞭然。『阪神しかない』というファンの声も頷けます」(前出・スポーツライター)
一方、パ・リーグに目を向けるとソフトバンクも有力候補になるだろう。
「今季は3位に甘んじましたが、次期監督が有力視される小久保裕紀2軍監督の元であれば、再び常勝軍団になる可能性は高い。観客動員数は1試合平均3万5705人でパ・リーグでは断トツの1位。資金も潤沢で年俸も出し惜しみすることないでしょうからね」(前出・スポーツライター)
引っ掛かるのは、バウアーが希望する「中4日」での登板や、力を入れているYouTubeチャンネルの撮影などに対し球団が寛容になれるかどうかだが、多くの阪神ファンはすでに甲子園のお立ち台で吠えるバウアーの姿を思い描いているようだ。
(ケン高田)