今シーズン、2年連続セ・リーグ最下位で終わった中日。立浪和義監督の来季続投はすでに決まっているが、来シーズンに向けての補強について野球解説者の高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで語っている。
立浪監督は来季が3年契約の3年目。勝負に出るのか、若手の育成を重視するのかでやり方が違ってくるとしながら、
「来年もし結果が出なかったからもう身を引いてもらうよというんだったら、動かざるを得ない。今まで2年間動いてきたやり方とはまるっきり違うやり方をしなきゃ勝負にならないよ」
と高木氏。さらに、
「例えば中田翔(巨人)がFAをする。獲りにいかなきゃいかんよ。それと山川穂高(西武)も獲りに動かなきゃいけない」
と言い、どちらもファーストで被る可能性があるが、ピッチャーはある程度計算できるものの、野手は大砲と言われる勝負強い打者が必要。だから、この2人を獲りにいく必要があると説明した。
また、日本ハムのアルカンタラの獲得も推奨。
「アルカンタラって内野も外野もできる。セカンドもできるからカリステと二遊間。スイッチヒッターだし、使い勝手は良いと思うんだよ」
と語っていた。中田と山川の「守備被り」についてはスポーツライターがこう語る。
「ファーストが定位置の山川がプロ10年間の公式戦でサードを守ったのは11試合のみ。しかし先ごろ、フェニックスリーグでは約3年ぶりにサードについて軽快な動きを見せている。他チームへ移籍したからといって、守備位置の希望をどうこう言える立場ではないのが今の山川。中日も中田との守備被りなど気にする必要はないでしょうね」
中日の本気ぶりが見てみたい。
(鈴木十朗)