ハ~イ! 皆さん!
中間選挙で大敗したオバマ大統領が北京で開かれたAPECに参加したよな。そして北京政府の肥えたトップとにこやかに握手をしてこう持ち上げたんだぜ。
「中国がアジア戦略の『核心』だ」
日本の領海でせっせと密漁することを認めている連中だぜ! 領土でもサンゴでも奪ったり盗んだりすることしか考えない連中を「核心」呼ばわりしたんだ。せっかくレームダック(死に体)になったんだ。おとなしくしてほしいぜ!
今回はクジラカルト「シーシェパード」(SS)を「死に体」にすべく動いた、前回の顛末について話したいと思う。
連中の資金源を絶つことを計画した俺はSSの大口サポーターのアディ・ギル氏に会ってきた。なぜ? 彼とSSの間には、大きなトラブルがあるからなんだ。
10年アディ氏はSSに高速艇=アディ・ギル号(AG号)を貸与していたんだ。SSは南氷洋での日本の調査捕鯨を妨害するためにAG号を使った。日本の捕鯨船に意図的にぶつけ大破させたってわけだ。AG号はグラスファイバー製のフロント部分に損傷を受けたが、十分に修理可能だった。だがSSの創立者ポール・ワトソンはこう指示したんだ。
「海に沈めてしまえ」
船には高価なレーダーやGPSなど多くの機器が搭載されていた。連中は丁寧にそれらを取り去って、自分たちで沈没させた。そしてメディアにこう吹聴したんだ。
「日本の捕鯨船からぶつかってきて、沈められた!」
被害者に成り済ませば寄付を集められる。何より日本をおとしめることができると考えたわけだ。著書「アース・フォース」で、ヤツは堂々と宣言しているぜ。
「わからなければでっち上げて、躊躇することなく自信たっぷりに言え」「大きなウソをつけ」
まるで世界中に売春婦のポンコツ像を建てて歩いている、どっかの国みたいじゃないか?
AG号はアディ氏の所有物だが、彼のところには何一つ戻ってきていない。そこで、彼はSSを相手取り約5億円の損害賠償訴訟を起こしたんだ。
カリフォルニアの法律では訴額が5億円でも、裁判官の裁量で9倍の金額まで請求できる。悪質だと判断されれば最大45億円を支払わなければならないってことだよな。
これまでSS関連の裁判は、連中が掛けている訴訟保険から費用が出ていた。しかし、さまざまな詐欺行為や悪事が発覚し、保険会社からこんな通知を受けた。
「今後は支払いをしない」
連中は、全て自費で裁判を行わなければならなくなったわけだ。
巨額の支払い命令が出れば経済的打撃で組織の存続が不可能になると俺は考えている。そこで俺と仲間は持っている情報を、アディ氏の情報と突き合わせ彼の裁判に協力することにしたんだ。判決時期は未定だが、この裁判がSSに与える損失は計り知れない。クジラで日本をおとしめてきたカルト組織が解体される日も近いと思う。汚らしいポンコツ像もいつか解体してみせるぜ!
また会おう!
米国と、日本の皆さんに神の祝福を!
トニー・マラーノ
◆プロフィール ★トニー・マラーノ★ 通称「テキサス親父」。49年生まれ。動画掲載サイト「ユーチューブ」で、ありとあらゆる悪や不正を軽快なトークでねじ伏せる。古きよきアメリカ保守派の視点から、極東各国への提言を行っている。仲間由紀恵のごくせん「ヤンクミ」の大ファンだ! 最新刊「テキサス親父の大正論」が好評発売中。