59年ぶりの関西対決となったプロ野球日本シリーズ。10月29日の第2戦を終えて1勝1敗となったがベンチ裏では、2年連続日本一を狙うオリックス・中嶋聡監督の横暴ぶりが際立っていた。
「えぇ? なんて?」
大エースの山本由伸が打ち崩され、0-8の無残な完封負けに終わった第1戦後、中嶋監督は阪神・佐藤輝明に不意を突かれて二盗された場面を報道陣から問われると、こう悪態をついたのだった。
「口ベタで、とにかくマスコミが苦手。それはいいのですが、今年はパ・リーグ3連覇をしたこともあって、記者に悪態をつく機会が増えています。コロナ禍も明けたのに12球団で唯一、監督の試合後会見はいまだに代表取材制を続けており、大多数のメディアは指揮官にロクに質問もできない。そこでブチ切れるのですから、どうしようもないというか…」(球団関係者)
威嚇して本音を明かさない作戦はこれまでうまくいっていたが、それもこれも勝ちまくっていたからこそ。日本シリーズで負けるようなことがあれば、たちまちめくられてしまいかねない。
「不満を持っている関係者は案外多い。アンチ中嶋に刺されて政権が終わってしまいかねません」(前出・球団関係者)
チーム以上に中嶋監督が正念場を迎えているのだ。