阪神との関西対決で日本シリーズ連覇を目指すオリックスが10月30日、超異例な「夜間帯に戦力外通告」発表。関係者の間で動揺が広がっている。関西スポーツメディア関係者が解説する。
「午後10時30分に球団が突然、広報を通じて中川拓真、平野大和、育成の辻垣高良、釣寿生の4選手について、来季の選手契約を行わないと通告した、と発表しました。平野は今年7月に支配下登録されたばかりで、中川もプロ3年目とまだ若い。全員が現役続行を希望しています。本来なら戦力外通告は午前中に行われ、早ければ午後、遅くとも夕方に発表されるのが通例です。30日は1軍が午後5時から、甲子園球場でナイター練習をしていました。予想外の展開に、選手からは『このタイミングでなぜなんだ』『もうさすがにクビはないと思っていたけど』などと、深刻な受け止めをしています」
10月26日にはドラフト会議で契約を目指す選手を多数、指名したばかり。ある程度のポジション、レベルを確認した上で、
「全体的なチーム編成を考えて、この時期にクビ申し渡しがあったと考えるのが妥当」
と、前出の関西スポーツメディア関係者は言うのだった。