阪神タイガースが38年ぶりの日本一に輝き、優勝記念セールが行われるなど関西は祝福ムード一色。そんな中、親会社の阪神電気鉄道も特別な列車を運行すると発表した。
普段は武庫川線を走る「TORACO号」の2両と「トラッキー号」の2両を連結し、4両で本線を走行する。期間は11月10日から12日まで。大阪梅田駅と高速神戸駅の間を10日は1日約2往復半、11日と12日は約3往復半する。これに阪神ファンだけでなく鉄道ファンも大喜び。鉄道ライターは興奮気味に話す。
「TORACO号とトラッキー号は武庫川線用の5500系の内外装を特別な仕様にした車両。それが本線を走行するわけですから、これだけでもう撮影しないわけにはいきません。TORACO号は女性のタイガースファンをイメージしたデザインで、トラッキー号はその名の通りマスコットキャラクターをイメージした車両です。武庫川線では別々に走っていますが、特別列車は連結して本線を走る。こんなにネタが揃えば、虎党でなくてもトラなアカンとなります(笑)」
阪神電気鉄道は阪神のリーグ優勝を記念して、9月末にもリーグ優勝記念列車を運行。「タイガース号」と「甲子園号」を連結し、武庫川線ではなく本線を走った。この時、もし日本一になったらどんな列車を走らせてくれるのかと話題になったが、その期待に阪神電気鉄道が応えてくれたわけである。
ぜひ来年も日本一になって特別列車を運行してほしいもの。次は38年後…なんてことにならないよう、阪神には頑張ってほしい。
(海野久泰)