名誉毀損の疑いで11月13日に警視庁に逮捕された、私人逮捕系YouTuberの「煉獄コロアキ」こと杉田一明容疑者。チケット転売やパパ活、痴漢などの「現場」に突撃する動画を、YouTubeやXなどに投稿していた。
逮捕のきっかけとなったのは、今年9月に撮影した動画だった。帝国劇場付近で当時18歳の女性を撮影し、チケットの転売を行っていると言いがかりをつけ、動画をオンラインで公開。実際には転売の事実などなく、女性が警察に相談していたという。
数年前から人気マンガ「鬼滅の刃」のキャラクター「煉獄杏寿郎」のコスプレ姿で突撃行為を繰り返し、ネット上では「迷惑系」として知る人ぞ知る存在だった煉獄コロアキ。家宅捜索された際には、テレビカメラに向かって「アンチども良かったな。懲役行ってくるわ!」「私人逮捕系YouTuberは不滅だ!」と絶叫し、自意識過剰ぶりを見せていた。
そんな煉獄コロアキはジャニーズの性加害問題をめぐり、まさかの「被害証言」を行っていた。
今年9月13日にXを更新したコロアキは「実は俺もジャニーさんにやられた事あるんですよ」と投稿。その内容というのが、
「あんまり人に言ってなかったけど、95年の8月から半年だけジャニーズにいました。合宿所にも泊まってました。その時に、ジャニーさんがふとんに入ってきたんですよね」
なんと、ジャニー喜多川氏から被害を受けたと主張したのである。
さらに「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の代表らに呼びかける形で、
「俺も当事者の会に入ります! 賠償金、勝ち取りましょう!」
と綴っていたのだ。芸能関係者が言う。
「問題が問題なだけに、全くのウソと断じることはできませんが、賠償金の話をオチに使うあたり、フザケて書いているのは確実。もしも虚偽の被害証言なら、本当の被害者を侮辱する卑劣な書き込みです」(芸能関係者)
迷惑系を地でいく男であった。
(川瀬大輔)