最後は政治部門で総仕上げといこう。
「森喜朗元総理(77)の『あの子は大事な時に必ず転ぶ』も石原伸晃前環境相(57)の『最後は金目でしょ』などウラ流行語常連の言葉は捨てがたいところですが、ここはあえて、いちばん笑わせてくれた松島みどり前法相(58)の『ウチワ』を選びたい」
去る10月7日の参議院予算委員会では、議長も思わず失笑する滑稽な質疑応答となった。
「これはウチワですね」
と執拗に食い下がる民主党・蓮舫議員の迫力に思わず、
「このウチワは、ウチワのように見えるかもしれませんが(笑)」
と陥落。選挙運動には“夏炉冬扇”なウチワ問題で、「下仁田ネギ60万円分」を交際費に計上した小渕優子前経産相(40)と一緒に大臣職をW辞任。
だが、小渕氏の後任の宮沢洋一経産相(64)もまたやらかした。SMバーの領収書を交際費として記載したのだ。「SM大臣」のレッテルを貼られてしまった。
「はっきり言ってSMバーと知らなかったのは『ムチ』のひと言でしょ」(デーブ氏)
「大義なき総選挙」を自民党が乗り切っても、宮沢氏が経産大臣を続投しようものなら“責められまくる”のは目に見えている。
「今年はゴーストライターにしても、STAP細胞にしてもオモシロすぎる記者会見が多かったよね。中でも、いちばん出来がよかったのが、野々村竜太郎(元)県議(48)の号泣会見。もうアカデミー男優賞をあげたいくらい」(デーブ氏)
195回の日帰りカラ出張など不透明な支出がバレた野々村氏の、
「この日本を~、ワァーン! この世の中を変えたい」
という絶叫はいまだ記憶に新しい。
「新聞各紙があの泣き声を正確に表現しようと、いろんなカナに濁点を付けるなど腐心していたことが見逃せません」(やく氏)
というわけで、今年のウラ流行語大賞の栄えある受賞者は、何度見ても笑いを禁じえない号泣県議に決定! 来年こそは「笑う角に福来る」ウラ流行語がたくさん生まれますように──。