続いては、ソチ五輪、ブラジルW杯など大イベントが豊富だったスポーツ部門だ。
「とはいえ、言葉としてはウラにすら残らなかったのがサッカーW杯。今頃、ホンジュラス戦で6-0で勝ってドヤ顔されても、ブラジルがドイツに大敗を喫した『ミネイロンの惨劇』同様にブラジル大会自体が黒歴史だったのでは」(やく氏)
唯一、精彩を欠くプレーに終始し、試合後の会見中に「ちょっと外れていいですか」と席を立ち、コーチに慰められた長友佑都(28)の涙が印象に残るぐらいか。
「気になったのがアジア大会の競泳・冨田尚弥(25)のカメラ窃盗事件。水泳選手だけに会見では目が泳いでいたのが気になったけど、『ゴミかと思った』なんて苦しい言い訳をするくらいならユーレイを見たと言ったほうがまだよかった」(デーブ氏)
続いて、社会部門は、冷凍食品に農薬「マラチオン」が混入する事件に始まり、中国産「床落ちチキンナゲット」、PC遠隔操作犯の「自由とはまぶしいものだ」、柏の通り魔の「ヤフーチャット万歳!」など3面記事ヒーローが暗躍した。ところが最後にまくってきたのが銀座クラブでバイトしたことが「清廉性に相応しくない」と日本テレビが女子アナの内定を取り消した一件。
「正直、清廉性という言葉が日テレから出たことに驚いた。ほぼ石をもって追い出した夏目三久アナを、再びフリーアナとしてもう一度雇い直しているわけですから。その整合性を‥‥と問いたいところです」(やく氏)
デーブ氏も呼応するように〈日テレはすべての社員に清廉度を調査した結果、全員解雇へ〉とツイッターで拡散中だ。
打って変わってアダルト部門へ突入しよう。
ライターの尾谷幸憲氏はいつになくアダルト部門が劣勢だった理由を語る。
「広末涼子(34)の『網タイツ不倫』はまさにドラマ『聖女』(NHK)の年下男食いを地で行くエロさ。他にもASKAの件など芸能界がエロすぎました。また、ネットではFC2のライブ配信など素人が稼げる時代となり、AV界はオモテの世界では見られないようなマニア化が拍車をかけました」
それでもガールズバーで「チラッしゃいませ」とスカートをめくるサービスに“触手を伸ばした”のはデーブ氏だ。
「単純だけど案外誰も考えてなかったんじゃない。昔のAVを見ればありそうだけどね。無難に使えそうなところがイイね」
バーでなく、寿司店だったらアワビ、赤貝をヘイ、チラッしゃい!?