元日本代表の田中マルクス闘莉王が、0-5で快勝したW杯2次予選シリア戦(11月21日)の採点を自身のYouTubeチャンネルで行った。前線の上田綺世や伊東純也、久保建英などは以前公開した動画で採点しており、今回は中盤と交代選手の評価となった。基準点は3点。
代表初ゴールを決めた細谷真大を闘莉王はこう評価している。
「森保監督が好きそうなフォワード。狙った所にボールを止められるのを見ると技術は高い。シュートシーンだけの評価になるけど3.5点です」
闘莉王は以前からFWのポジションが弱点だと指摘しているが、細谷の活躍によってポジション争いが激しくなり、レベルが上がることを期待。日本代表のプラスになり、面白くなりそうだという。
また途中出場の南野拓実については、
「森保監督は南野のプレーを見て、調子が戻ってきたのか確認したかったと思う。突破力が求められるサイドで起用されたが、南野選手は突破がよくできる選手ではない。トップ下で使うことが多くなると思う」
と基準の3点をつけた。トップ下は久保建英や鎌田大地もいるためポジション争いが激しく、FWと同様に見どころだという。3人の序列は、
「久保選手が1位です。久保選手は守備がいい。2位は鎌田選手で、南野選手は鎌田選手の背中がちょっと見えてきているぐらいの位置」
と考えているという。
ボランチの遠藤航と守田英正については「このレベルの相手だと点数のつけようがない。平均より上。2人まとめて3.5点」、途中出場の堂安律と田中碧はプレイした時間が短すぎて評価できないとした。
闘莉王はFWとトップ下のポジション争いが激しくなると予想。今後、注目したいポイントになりそうだ。
(鈴木誠)