阪神の森下翔太外野手が12月2日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、2200万円増の3800万円(年俸額は全て推定)でサインした。
今季は夏場から3番に定着。打率2割3分7厘、10本塁打、41打点をマーク。オリックスとの日本シリーズでは新人最多記録の7打点を挙げ、38年ぶりの日本一に貢献した。
他に才木浩人投手が3100万アップの5000万円、桐敷拓馬投手が2200万アップの3300万円など、今季の阪神は38年ぶりの日本一に輝いただけに年俸が倍増する選手が続出しているが、人気選手には年俸に「プラスアルファ」が付くらしい。
4日の放送の「おはよう朝日です」(ABCテレビ)に出演した阪神OBの関本賢太郎氏によると、グッズのロイヤリティ収入もかなりのものだとか。
「連日、甲子園球場は4万3000人、満員入りますし、推しの選手がいたら新しいグッズが出るたびにすべて購入してくれるファンの人もいる。雨が降ったらタオルがバカ売れ。そのへんが人気選手になってくると収入は大きくなってくる」
と関本氏。森下選手ならどのぐらい?と聞かれると、ボードに書かれた森下の年俸アップ額2200万円を指し、「おそらくこのぐらい」とコメントした。
ちなみに関本氏の現役時代については、通常、収入的にはユニフォームが一番だが、「球場で僕のユニフォームを着ているのは僕を入れて3人なんで。そんなに大したことなかったです」と自虐で笑わせていたが、赤星憲広氏や鳥谷敬氏などは、やはり何千万という額が発生していたとか。なかなか夢のある話である。
(鈴木十朗)