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「異常だ!」大谷翔平のドジャース厳戒態勢に米メディアがイラ立つ「活躍しなければ即バッシング」

 米大リーグ(MLB)のドジャースが12月11日(日本時間12日)、大谷翔平との10年契約を正式に発表。背番号はエンゼルス時代と同じ17番に決まり、入団会見は現地時間で14日15時(日本時間15日午前8時)となる予定だ。

 実は大谷の「生の声」は現地米国でも滅多に聞けない。今季は肘の故障もあり、8月9日以来、公の場での発信はしばらく皆無で、MVP受賞でようやく公式ネットワーク番組に出演したものの、受賞者恒例の電話会見は中止された。

 エンゼルス時代も日米の大谷担当記者にとって生の声をとるのは至難の業で、取材泣かせの選手だった。MLB担当記者によれば、

「通常、記者は試合開始の4~5時間前に球場に向かい、取材証さえあればロッカールームの入室は可能で、そこで直接選手から話を聞ける。ただ、大谷の取材については別なんです」

 日本人記者が常時20人以上と、現地記者を合わせれば連日50人にちかくのメディア関係者が大谷に集中したため、

「日本人記者はロッカーに入れず、大谷が出場する試合後にまず現地記者が10分、そのあと日本人記者が話を聞くというスタイルになりました。そのためエンゼルス時代は、その日の試合のことしか聞くことができなかったんです」(前出・MLB担当記者)

 また今年世界一を奪取したWBC日本代表では、選手全員が通過するミックスゾーンでの取材形式がとられたが「大谷への取材は全くできなかった」(WBC担当記者)という。

 今回のドジャース移籍についても、徹底した報道管制が敷かれたことで米国人記者の中からは「異常だ!」とブーイングも出たほど。

「この状態で来季、もし活躍できないようなことがあれば、当然、現地記者から厳しい目が向けられ、即バッシングになりますよ」(前出・MLB担当記者)

 大谷が来年から10年間在籍するドジャースは超名門球団だけに、これまで以上に取材合戦が過熱するのは必至。

「移籍すれば取材方法も変わる可能性もありますが、これもすべては大谷の腹一つでしょうね」(前出・MLB担当記者)

 来季の大谷は、これまで以上に野球以外の部分で神経を使いそうだ。

(小田龍司)

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