大谷翔平のドジャース移籍が決まり、現在、注目されているのが、オリックスからポスティングでメジャー移籍が確実な山本由伸の移籍先。
山本にはヤンキース、ドジャース、ブルージェイズなど計7球団が獲得に乗り出しているとされ、レッドソックスとジャイアンツは総額3億ドル(約426億円)超のオファーをかけているとの報道もあった。
当初は6、7年の契約で2億ドル(約302億円)と予想された総額は「500億円」との報道が出るほど高騰するばかりだが、その理由について、中日、阪神、メジャーで活躍した福留孝介氏が12月19日放送の「おはよう朝日です」(ABCテレビ)で解説している。
福留氏によるとその理由の1つは、山本はまだ25歳と若く、ピークはこれからという点。2つ目は日本のプロ野球の評価が上がっていること。これについては「今メジャーは日本、アジアの野球界を見直してきている。アジアの中でも特にレベルの高い日本の投手がさらに注目を集めている」としている。
そして3つ目に挙げたのは、名門チームのマネーゲームという側面。同番組ではヤンキース、メッツ、ドジャースの3球団を有力候補として挙げていたが、
「メッツとヤンキースは同じ地区(ニューヨーク)にある。ライバルチームなんです。お互いが出し合うと『負けるか』で上がっていく」
としており、福留氏の場合も、ともにシカゴのカブスとホワイトソックスの獲得合戦になったことから値が上がったという。
前述の3チームの中でどのチームが山本を獲得するかという予想では、◎ヤンキース、◯ドジャース、△メッツとしていた福留氏。「ちょっとテレビで言えないことが、僕が持っているところであるんですけど…」とその理由を明かさなかったが、何らかの情報を掴んでいる様子だった。クリスマス前に移籍先が決まるともいわれているが、果たしてどうなるか。
(鈴木十朗)