今季限りで24年間の現役生活を終えた福留孝介氏が、ポスティングで阪神からメジャーリーグ球団への移籍を目指す藤浪晋太郎について言及している。
12月26日に放送された「す・またん!」(読売テレビ)で元阪神の鳥谷敬氏と対談し、まずは指導者としての球界復帰について、
「将来的に何かそういうことがまたできれば、いちばんいいのかもしれない」
これまで日本では8人の監督の下でプレーしてきたが、鳥谷氏に「今思えば、いい指導だったんだな、みたいな監督はいますか」の質問には、
「何の感情もなしに、野球をこうやれば勝てますって言って、本当にやったのは落合(博満)さん。喜怒哀楽じゃないけど、色んな表現をするというのが星野(仙一)さん」
そんな福留氏が藤浪について触れた際、ニューヨーク・メッツに入団が決まった千賀滉大以上の評価を口にしたのだ。
環境が変わることでうまく噛み合った場合は、千賀よりも藤浪の方が活躍が期待できるとし、「化けるのは藤浪」と断言。
「メジャー関係者と話しても、そうした声が聞かれるのだといいます。藤浪はその体格や身体能力、ストレートの速さや、最近の落ちる球のキレの良さを考えれば、メジャーでも十分通用すると言われている。ただし問題は、昨季から今季にかけ、ようやく克服し始めている制球面。彼の場合は精神面も大きく影響することから、環境の変化がプラスに出ることを期待しての評価でしょう」(スポーツ紙デスク)
藤浪にはサンフランシスコ・ジャイアンツが興味を持っていると報じられている。生まれ変わった藤浪を見てみたいものだ。
(鈴木十朗)