ヒット曲が次々と誕生し、新たなスターが登場した80年代はニューフェイスとベテランが入り混じったランキングに。1位に輝いたのはサザンオールスターズ。82年に初出場し「チャコの海岸物語」を、翌年は「東京シャッフル」を披露した。
「サザンにまた出てほしい」(47歳・アルバイト)
「三波春夫風の衣装で歌った回、ぜひ見たい」(56歳・会社員)
「問題発言を聞いてみたい」(50歳・自営業)
サザンは81年の初出場時に三波春夫を真似た衣装で登場し、間奏中に「受信料は払いましょう」「裏番組はビデオで観ましょう」と発言。NHKの上層部が激怒したと報じられ、翌年は出場したものの以降は出場しなかった(2018年に特別企画で出演)。この事件が人々の心に焼き付いていることが、1位に選ばれた理由だろう。
2位は「ルビーの指環」が大ヒットした寺尾聰。寺尾聰が80年代に紅白歌合戦に出場したのは、81年の1度だけ(2007年に2回目の出場)。わずか1回で強烈な印象を残した。
「青春時代の思い出の曲」(57歳・会社員)
「昭和最大のヒット曲だと思う」(60歳・派遣社員)
「観たら当時を思い出して泣いてしまいそう」(55歳・会社員)
3位は沢田研二。80年に「TOKIO」、81年は「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」、82年は「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」、83年「晴れのちBLUE BOY」、84年「AMAPOLA」、85年「灰とダイヤモンド」86年「女神」、87年「チャンス」、89年「DOWN」と、80年代は皆勤賞。89年にはザ・タイガースとしても出場している。72年に初出場してから通算出場は17回。
「『晴れのちBLUE BOY』を観たい。軍隊風の衣装を覚えている」(65歳・無職)
「どの回もよかったなぁ」(56歳・会社員)
「ピストルで撃たれる演出の回(84年)が観たい」(65歳・無職)
ランキングには加山雄三や北島三郎、フランク永井などベテランもランクイン。新旧交代を思わせる10間年だった。
1位 サザンオールスターズ 217票
2位 寺尾聰 186票
3位 沢田研二 182票
4位 ザ・タイガース 158票
5位 さだまさし 149票
6位 加山雄三 138票
7位 北島三郎 122票
8位 西城秀樹 108票
9位 布施明 87票
10位 フランク永井 79位
※40歳以上の男性を対象にアンケートを実施。複数回答あり。