2019年で平成が終わり、1つの時代が幕を下ろした10年代。ランキングの顔ぶれは平成デビュー組の中に昭和のスターもちらほら。1位に輝いたのは1998年(平成10年)デビューの宇多田ヒカル。219票を集めたが出場したのは16年の1回だけ。ロンドンからの中継で「花束を君に」を歌った。宇多田ヒカルがテレビで生歌を披露するのは8年ぶりとあって話題になった。
「やっと紅白に出場してくれたという感じだった」(45歳・公務員)
「歌唱力は圧倒的」(56歳・警備員)
「映像がおしゃれでさすが宇多田だと思った」(52歳・派遣社員)
2位はガールズバンドのプリンセス プリンセス。プリプリも出場は12年の1度だけ。1996年に解散したが東日本大震災の復興を支援するため12年に再結成し、その年の紅白歌合戦初出場を決めた。
「『Diamonds』を聞いて高校生の頃を思い出した」(52歳・飲食店勤務)
「本当は全盛期に出てほしかったけど、それでも満足」(56歳・会社員)
「年を取っても奥居香はかわいかった」(48歳・ショップ店員)
プリプリは「Diamonds」をリリースした89年にも紅白出演オファーがあったが、スケジュールの都合がつかずに断っている。もしこの時出場していたら、もっと多くの人の印象に残ったはず。
昭和の歌姫・松任谷由実が3位にランクイン。「家でおせちを作る」と出場を断り続けてきたユーミンだったが、05年に初出場すると、11年、18年と出演し、19年は特別企画で登場。「ノーサイド」をテレビで披露したのは特別企画が初めて。
「ユーミンはいつ観ても素晴らしい」(62歳・無職)
「存在感がすごい。どの回もいい」(61歳・福祉関係)
「名曲メドレーに感動した」(59歳・会社員)
「もう1度見たい紅白出場歌手」ランキング【10年代紅組編】はこんな結果に。フレッシュな歌手があいみょんだけだったのは、音楽界のパワーが落ちてきているからなのかもしれない。
1位 宇多田ヒカル 219票
2位 プリンセス プリンセス 203票
3位 松任谷由実 182票
4位 レベッカ 177票
5位 いきものがかり 162票
6位 倉木麻衣 137票
7位 中島美嘉 119票
8位 あいみょん 95票
9位 浜崎あゆみ 83票
10位 平原綾香 75票
※40歳以上の男性を対象にアンケートを実施。複数回答あり