タレントのタモリが、自身が32年間にわたり司会を務めた「森田一義アワー 笑っていいとも!」(フジテレビ系)でのハプニングを振り返る場面があった。
1月6日にNHKで放送された「タモリと鶴瓶のテレビDEお正月 2024」でのこと。番組中、1979年の正月番組が話題になった際、同年1月2日に放送されたNHK「とびだせヤング!」でのハプニングを紹介。それは西城秀樹さんがステージ上で歌っている最中、客席の女性が西城さんの隣にやってきてプレゼントを床に置き、握手をして去っていった場面だった。
その流れで、番組中のハプニングの話になり、タモリは「ゲストが『ありがとうございました』で、コマーシャルに入った時に、横に全く知らない男が座ったことがある」と「いいとも」でのハプニングを告白。「お客さんらしいんだけどね。俺は音声スタッフが来たと思った。でもちょっと見たことないな、この人はって思ったら、すっと座ったの。何か言いたいことあるの?って聞いたら、みんながわっと来て捕まえて連れて行きました」と明かした。
さらにもう一つ、「コマーシャルの時に(客席の)女の人が急に踊り出したの。じっと見ていて、あなたなんで踊ったの?って聞いたの。『えっ?テレパシーで踊れって言ったでしょ』って」と語りスタジオを驚かせた。
テレビ誌ライターが語る。
「『いいとも』は生放送だっただけに、伝説的なハプニングが多々起こっています。例えば『テレフォンショッキング』のコーナーでタモリとゲストの山崎邦正がトーク中、客席の男性が突然『いいともが年内に終了すると聞いたのですが、本当なんですか?』と質問。タモリは『聞いてないですよ』と冷静に答えたが、男性は同じ質問を繰り返し、スタジオは微妙な空気に。山崎とタモリがトークを続け、その後のCM明け、男性のいた客席には熊のぬいぐるみが置いてありスタジオは大ウケでした」(芸能ライター)
昔はおおらかというか無防備というか。今では考えられない出来事だ。
(鈴木十朗)