元NHKで現在はフリーの膳場貴子アナが、1月6日放送の「報道特集」に出演し能登半島地震の被害状況を現地からリポート。その際、ヘルメットを「あみだ被り」していたことに視聴者からツッコミが殺到した。
この日、番組では最大震度7を観測した能登半島地震の被災地の様子を紹介。膳場アナは珠洲市を訪れ、崩壊した自宅を見に来たという地元住民から話を聞いた。
「膳場アナは白の防災用ヘルメットを着用し、両手が自由になるようにリュックを背負うなど、準備万端で現地を訪れていましたが、なぜかヘルメットを『あみだ被り』していたことで、ネット上では『そんなに前髪のセットが気になるのか』という指摘が飛び交ったんです」(テレビウオッチャー)
「あみだ被り」とは、帽子やヘルメットなどを後頭部にずらして被ることで、帽子のつばが頭の上にのる様子を、阿弥陀仏の後光に喩えた表現。ヘルメットをクビに引っかけるように被っているため、ちょっとしたはずみで脱げてしまう可能性が高く、ほとんど意味がないことは一目瞭然だ。
番組制作関係者が語る。
「災害現場をリポートする際は、ヘルメットを被るのが基本になっていますが、一部の女子アナは髪型やメイクが崩れることを嫌い、ヘルメットを後ろに傾けて被る人が少なくありません。膳場アナも前髪のセットが崩れるのを気にしたのでしょうが、これでは視聴者に誤ったヘルメットの使い方を広めることになってしまう。長年報道畑を歩いてきたアナウンサーとしては、あってはならない姿を見せてしまいましたね」
ちなみに、同じNHK出身の有働由美子アナは、自身がメインキャスターを務める「news zero」(日本テレビ系)で災害現場を訪れた際、髪型など気にすることなくきちんとヘルメットを被っており、膳場アナとは対照的な姿を見せているが、もちろんこれが当たり前なのは言うまでもないだろう。報道キャスターとしての意識の高さの違いが図らずも出てしまったようだ。
(ケン高田)