今、巷を騒がせている「おにぎらず」という言葉を聞いたことがあるだろうか?多くの人に馴染み深いおにぎりと違い、“おにぎらず”は名前の通り握らないことからそう呼ばれている。作り方を簡単に説明すると、まず海苔の上に平たくご飯を乗せ、その上に具を置く。そして具の上に再びご飯を乗せたら、海苔の四つ角を中心に向かわせ包み、カットするというもの。このように、おにぎらずは手間がかからないというだけでなく、見た目も可愛いため、朝時間のないOLや主婦からお弁当の一品として大人気だという。
そんな流行の兆しを見せるおにぎらずに早くもレシピ本が登場した。「おにぎらずの本」(泰文堂)である。
本の中は、おにぎらずの詳しい作り方以外に、夕食の残りやストック食材で作る実用的なおにぎらずのレシピを収録。さらにキャラおにぎらず、おにぎらずスイーツ、世界の味でおにぎらずなど、おにぎらずの世界をさらに広げてくれること間違いなしのバリエーションに飛んだラインナップで構成されている。そしてその数はなんと126点にも上る。
そんな「おにぎらず」だがは、実はダイエット効果も期待できるという。「おにぎらずの本」の著者である料理研究家のオガワチエコさんに聞いてみた。
「“おにぎらず”は、にぎっていないので、通常のおにぎりよりもふわっと体積が大きくなります。なので半分食べただけで、おにぎり1個分くらいの満足感が得られるわりに、カロリーは控えめになるというわけです。野菜を使った具材をたっぷり入れれば、ごはんを減らすこともできるので、炭水化物の摂取量を気にする方にもピッタリです」
いかがだっただろうか?簡単に作れて、見た目も彩り鮮やかで、さらにはダイエット効果も期待できる「おにぎらず」。このレシピ本を皮切りに、今後ますますブームが加速しそうだ。