2月1日からスタートする春季キャンプで、巨人の小林誠司が「2軍スタート」となった。
発表されているメンバーの振り分けでは、1軍スタートの捕手は大城卓三、岸田行倫、山瀬慎之介の3人。小林はプロ11年目で初の2軍スタートとなり、阿部慎之助監督は記者の取材に「どんな立場でいようと腐らず練習はたくさんする男なので」などとコメントしている。
小林は昨季、1軍で21試合に出場し、9打数で安打はたった「1」。2020年、開幕3戦目で受けた死球による骨折のケガ以降、出場試合数はめっきり減っている。それだけに今回の2軍スタートも頷けるが、SNSでは「いい加減にトレードに出してやれ」という同情の声が相次いでいるのだ。
スポーツライターが語る。
「原辰徳前監督とのもと、打撃面で結果を残せずすっかり信用を失っていただけに、阿部監督の新体制では仕切り直しでアピールの場が与えられるのではないかと期待する声がありました。自主トレでも『何かコイツ変わったなと思われるよう、自分で考えてやりたいなと』とバットの振り込みをしていましたが、まさかの2軍スタート。成績は振るわなくとも人気はある小林だけに、SNSが大荒れになったわけです」
すでに小林も34歳。2軍に幽閉されたままにならないよう、ファンのためにも意地を見せてもらいたいものだ。
(ケン高田)