NHKの夜の報道番組「ニュースウオッチ9」を降板した青井実アナによる服務規律違反問題で、フジテレビが大揺れだ。
青井アナは1月17日、近くNHKを退局し、4月から夕方のニュース「Live News イット!」のキャスターに就任する方向で調整が進んでいることが報じられた。すると18日には「ニュースウオッチ9」を突如降板。今回はその裏で、上司の許可を得ず親族の企業から役員報酬を得ていたとう「副業」による服務規律違反で「厳重注意」されていたことが複数のメディアにより伝えられた。
青井アナ本人は親族企業の役員に就いていたことを知らされていなかったとうが、この事態に「よりによって、また…という心境ですよ」と溜め息をつくのはフジテレビ関係者だ。というのも、同局では引き抜いたアナウンサーが番組担当前に辞退する「負のスパイラル」が続いているためだ。
2018年1月にNHKを退局しフリーに転身した登坂淳一は、同年4月からスタートした「プライムニュース イブニング」キャスターに就任することが決まっていたが、その直前にスキャンダルが報じられ辞退。16年には夜のニュース「ユアタイム」のキャスターに決まっていたショーンK氏の経歴詐称が発覚し、これも番組開始前に出演の辞退が決まった。
「副業」については「週刊文春」も大々的に伝えており、
「登坂の件もショーンKも『文春砲』。よりによって3度もやられるなんてドン引きですよ。青井アナについては、『イット!』の話が報じられた時点で局内には緊張が走りました」(前出・フジテレビ関係者)
青井アナがこのまますんなりとフジのキャスターに転じる空気ではなくなっている。
(小田龍司)