体調不良が心配されていたフジテレビの小室瑛莉子アナが、メインMCを担当する情報番組「めざまし8」の現場に復帰している。小室アナは2月5日に放送に登場すると、
「先週お休みをいただいていたんですけれども、全回復しました。たいへんご心配をおかけしました。戻りましたので、よろしくお願いしたします」
と笑顔で全快をアピールした。
フジテレビでは昨年、朝の情報番組「めざましテレビ」等に出演していた渡邊渚アナが体調不良で長期休養。「ノンストップ!」のMC・三上真奈アナは腸の炎症で入院。「めざましテレビ」のメインMCを務める井上清華アナも一時、体調がすぐれず、2週間ほど欠席していた。
2023年から相次ぐ女子アナの体調不良と番組欠席に、テレビ制作スタッフは、
「10年以上前に比べて、労働環境が変わりました。若手アナは少しでも体調不安があれば、自己申告するように指導されています。このご時世、働かせすぎると視聴者から『ブラック企業だ』『過重労働だ』と批判が寄せられる現状が反映されています。当たり前ですが、時代に合わせてテレビ制作の現場も働き方が変化してきていますよ」
アナウンサーにとっては、無理をしても見返りが少ない点も影響している。
「高島彩や中野美奈子、平井理央、内田恭子、本田朋子らがバラエティー、情報番組、スポーツ番組、特番と出演しまくっていた頃は、残業代や手当が青天井でついていた。多忙な女子アナの年収はドーンと突き抜けていましたね。人気アナに仕事が集中し、アイドルのような扱いと給料でした。ところが近年ではスターアナが減り、テレビ不況で手当等も抑えられ、体を削ってまで働くウマみが少なくなっています。より体調不良を申告しやすい環境になっているということです」(前出・テレビ制作スタッフ)
こうした傾向が、他局にも広がっていくのかもしれない。
(佐藤恵)