高橋英樹の新幹線の座席選びは、鉄道ファンもうなるほどの見事なもの。こだわりが感じられると、絶賛されている。
そんなこだわりの席選びを、鉄道ライターはこう解説する。
「車両はグリーン車である9号車。座席は車両の中央付近で、下り列車なら進行方向右側です。グリーン車は8号車、9号車、10号車ですが、その中から9号車を選んだのは、喫煙ルームがある10号車を避け、8号車よりも座席が4席少ないからでしょう。車両の中央付近の座席を選んだのは、横を通る人が少ないから。右側の窓際にしているのは、車窓から富士山を見るためです。文句なしの選択ですね」
2月20日のブログでは、東海道新幹線で移動する様子が公開されている。座席までは明らかにしていないが、9号車に乗り込む写真があり、座席選びに変わりはないようだ。
しかし、今後は高橋の選び方に変化が生じるかもしれないと、先の鉄道ライターは指摘する。
「東海道新幹線の社内喫煙ルームは、ダイヤが改正される3月16日に廃止され、非常用の飲料水を置く場所として使われます。喫煙ルームがなくなれば、高橋さんは10号車を選ぶかもしれません」
喫煙ルームが廃止されて10号車を選ぶようになったとしても、座席選びがこだわりいっぱいであることに変わりはない。
(海野久泰)