そんなことをしていたら選手生活が短くなって当然、と誰もが思ったのではないか。元日本代表の前園真聖氏が播戸竜二氏のYouTubuチャンネルに出演し、欧州移籍に失敗してヴェルディ川崎(当時)に移ってからの生活を明らかにした。
アトランタ五輪で活躍した前園氏にはスペインのセビージャからオファーがあったが、欧州移籍のハードルの高さや契約に関する知識のなさ、所属していた横浜フリューゲルスが前園を手放したくなかったこともあって、移籍は白紙に戻ったという。
これでチームに不信感を抱いたこともあって横浜フリューゲルスには戻らず、ヴェルディ川崎に移籍。心機一転、出直すつもりだったがなかなかチームに馴染めず、自分のプレーを出せなくなった。だが、夜は別だったそうで、
「夜は結構うまくいっていた。試合には出られなかったけど、西麻布ではレギュラーメンバーでハットトリック。でも次の日の午前中、ピッチに言ったら何も変わっていない。ピッチが違うから。監督は使ってくれない。夜は監督兼選手みたいなものだから出られるけど」
遊びだけは充実していたと明かしたのである。
前園氏が横浜フリューゲルス所属時はピンク色のポルシェに乗っていたが、1年で手放してレンジローバーを購入。ヴェルディ時代にメルセデス・ベンツのSクラス(最上級モデル)に乗り換えたと話し、遊んでいたことをさらに匂わせた。
そんな経験を教訓にして、引退後はなんとかやってこれたと話した前園氏。もっと早く教訓にして遊びをやめていれば…と思わずにはいられない。
(鈴木誠)