社会

出雲・高松・紀南・札幌…ブルートレイン全廃の今でも乗れる「寝台特急列車」ガイド

 1970年代後半に大ブームとなった寝台特急列車「ブルートレイン」。しかし90年代以降は少しずつ数を減らし、2015年に北斗星が定期運行を終了すると、ブルートレインは姿を消した。

 それでもまだ寝台特急列車は走っている。ブルートレインではないが、気分を味わうことはできるのだ。

 そのひとつが、JR西日本が運行する「サンライズ瀬戸・出雲」。瀬戸は東京と高松を、出雲は東京と出雲を結ぶ。席は個室のツインや個室のシングルのほか、開放式寝台に近い「ノビノビ座席」があり、ブルートレインのB開放寝台気分が味わえる。

 JR西日本はさらに「WEST EXPRESS 銀河」を2020年から運行している。これは山陰方面と山陽方面、紀南方面へと走る特別急行列車で、週に4回程度のペースで運転。普通車指定席があり、手頃な料金で利用できることもあって、鉄道ファンの人気は高い。

 JR九州の「ななつ星 in 九州」、JR東日本の「TRAIN SUITE 四季島」、JR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」といった豪華寝台列車も走っているが、料金が高く、気軽に乗るにはハードルが高い。

 ブルートレインに最も近く、現実的に乗れる寝台列車は「カシオペア紀行」(写真)だろう。ブルートレインの豪華版として上野駅と札幌駅を結んだ「カシオペア」は、2016年3月に引退。以降はその車両を使って「カシオペア紀行」の名前で、JR東日本圏内を走っている。

 ルートや日数が異なるプランが用意され、お好みで選べるのが魅力だ。日帰りの安いプランが約6万円から、1泊2日のプランが約10万円からと、少し無理をすれば乗れる価格設定になっている。

 ブルートレインに乗ったことがある人はもちろん、ない人にもこれらの列車で寝台特急の旅を味わってみてほしい。

(海野久泰)

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