プロボクシング世界戦開催の有無が試合の行方以上に話題になるのは、珍しいことではなかろうか。
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥と、ルイス・ネリ(メキシコ)の試合が、5月6日の東京ドーム開催で決定した。
かつてネリは、ドーピング問題や体重超過によって世界戦を台無しにしたことから「悪童」の異名が定着。「モンスター」井上に悪童退治を期待する日本のボクシングファンは多い。
3月6日、井上、ネリらが登壇した記者会見後に大橋秀行会長が囲み取材に応じた(マイナビが運営するYouTubeチャンネル〈マイナビニュース【エンタメ・ホビー】〉で同日公開)。
「もし(ネリが)1ポンドでもオーバーしたら?」
という記者の質問に、
「(試合を)やりません、絶対。それは公言しておきます」
これには「よくぞ言ってくれた」という声のほかに「体重超過の懲りない悪童を、モンスターがKOで撃沈させる試合を見たかった」というものも。
なお、5月6日の試合は他にも、WBA世界バンタム級王者・井上拓真VS石田巧、WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟VS桑原拓、WBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニーVS武居由樹といったカードが並ぶ。
(所ひで/ユーチューブライター)