5月6日の東京ドーム開催が決定した、ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥VSルイス・ネリ(メキシコ)の一戦。
「ネリに圧倒的な差で勝てれば、自分のキャリアの中でステップアップになる。まずはネリに何もさせずに勝つことを目指してあと2カ月、調整していきたい」
井上はこうコメントしているが、元WBA世界ライトフライ級王者・渡嘉敷勝男氏が、自身のYouTubeチャンネル〈「渡嘉敷勝男公式」トカちゃんねる〉で井上の心境を独自解説するには、
「逆に返せばですよ、こんなどうしようもないヤツ、いい勝負なんかしないよ。アッサリ倒してやるよ。そう思ってるんじゃないかな」
ネリは過去に体重超過やドーピング違反問題を起こすなど、「悪童」と呼ばれる選手。
「あなたとは力の差がありますよ。ここでハッキリ倒して、上のクラスいくか、アフマダリエフという元世界チャンピオンをぶちのめして、5階級制覇に挑むという。これだけのモチベーションがあれば、ネリなんていうのはチョチョイのチョイで倒してやるよという、そうじゃなきゃ5階級目はいけませんよ、って本人も思ってると思う」
井上の圧勝で終わると、渡嘉敷氏は予測するのだった。
元世界スーパーバンタム級2団体統一王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)は2023年12月26日、WBA世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦をケビン・ゴンザレス(メキシコ)と行い、8回TKO勝利。井上への挑戦権を獲得している。
もっとも、アフマダリエフに1-2の判定で唯一黒星をつけたマーロン・タパレス(フィリピン)は、井上に10回KOで敗れている。
渡嘉敷氏の予想通り、井上がネリをアッサリとねじ伏せるか。
(所ひで/ユーチューブライター)