西武ライオンズの本拠地ベルーナドームの外野に設置された「1億円看板」が、今シーズンはレフトスタンドに「移動」させられた。球団関係者が明かす。
「立川市に本社がある立飛ホールディングスの懸賞看板で『ここに当たれば1億円』とアピールしています。当てた選手の所属チームは問いません。去年はライト外野側に設置されていましたが、昨年オフ、佐藤龍世が関係者に『レフト側にしてほしい』と直談判。見事にかなったそうです」
ちなみに昨年、日本ハムOBの杉谷拳士氏がテレビ朝日で深夜帯に放送している冠番組でホームランチャレンジするも、全く当たらず。ついには外野に移動してなんとか当てるという、逸脱した企画が放送された。
「ライト側は推定150メートル、レフト側も140メートル飛ばさないと当たりません。ちなみにライト側外野のバックスクリーン付近の広告スペースは空いていますが、渡辺久信GMの幼馴染みが経営する群馬のテーマ型体験施設『こんにゃくパーク』が広告掲示する予定だそうです」(スポーツ紙デスク)
ベルーナドームでのオープン戦初日の3月12日には、メジャー通算114発の新外国人ヘスス・アギラが「当てたらみんなで豪華ディナーに行きたいね!」と宣伝にひと役買った。
オフには大した補強もできず、話題に挙がらなかった西武。他人のふんどしを借りながら、久々の「1億円級プロモーション」だったのかもしれない。