4月にスタートする某局の開局記念ドラマで主演するKを巡って、関係者の間に大きな悩みが持ち上がっているという。制作スタッフが打ち明ける。
「局としても、主演のKさんにしても絶対成功させたいという熱い意気込みに変わりはありません。ただ、その意気込みが、いささかずれているというか‥‥まさかの〝ソフト老害〟の雰囲気すら漂っている‥‥」
4月スタートの連続ドラマであれば、すでに撮影が半分以上は終わっているはず。コロナ禍以来、どの作品もかなり進行が前倒しで「中には、昨年の夏に撮影が終了している」(テレビ関係者)のが通常のケースなのだ。
しかし、K主演のドラマは3月中旬にやっとクランクインした状況だという。
「スケジュール調整が難航して、撮影開始がずれ込み思うように進んでいません。ここまで遅れたのはもともと、制作過程でドラマの内容を大きく変える必要に迫られるという予期せぬ事態に見舞われたからです」(前出・制作スタッフ)
制作スタッフによると、K主演で制作することは、昨年夏には内定、演出、脚本家も決定していたが、肝心のキャラクターやストーリーにKがNGを突きつけたのだという。
「Kさんがドラマの内容と世論を照らし合わせた上で、『この時期に放送する内容としては、やや不適切だろ』と難色を示したため白紙になったといいます。その後、企画内容が二転三転。結局、今の内容に落ち着いたのは年が明けてからでした」(前出・スタッフ)
これまで多くの職業ドラマの主演を務めたKだが、新ドラマでは、また新たな職業に挑んでいる。
「Kさんは、演じる役柄へのこだわりが強く、どの役の時も、その道のプロに直接〝弟子入り〟するなど、役を極めてから撮影に臨むんです。今回は、撮影開始の直前まで別の作品の撮影が続いていたため、かなりスタートが遅れた。しかも、内容が二転三転したせいもあり、Kさん自身が納得できていない部分があるようで、キャラクターばかりか、セリフについても細かくチェック。そのため、さらに撮影が遅延している」(テレビ関係者)
しかし、意気込み荒いKを前に監督・脚本家、現場レベルでは説得できず、ついに局のトップみずからがKの説得にあたる事態に。
「スタッフやキャストに対しても、細かく気遣いしてくれて、確かにいい作品を作りたい情熱が伝わってくる。でも、それが時として押しつけがましくさえ感じてしまうレベル。やや暑苦しさすら感じてしまう」(前出・スタッフ)
えっ! 俺様が裸の王様だって?