3月25日に放送された「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、司会の宮根誠司が番組に復帰した。宮根は20日に韓国で行われたメジャーリーグ開幕戦の取材で現地を訪れた際、喫煙禁止区域で電子タバコを吸ったことがネットで拡散され、21日の番組で謝罪した。22日は番組を休み、読売テレビの大野晃佳アナが代役として進行した。
韓国では喫煙率が上昇中。疾病管理庁が2023年に258の地方自治体の住民23万人を対象に調査した結果によると、喫煙率は20.3%と2022年に比べて1.0ポイント上昇している。今回の宮根の行動について、国内外の喫煙事情に詳しいジャーナリストは、
「今回の拡散動画を見て正直、『万博に向けて世界的なアナウンサーになるのは難しそうだな』と思ったのが本音です。韓国の喫煙率は確かに上がっていて、街中でもタバコを吸っている人を多く見かけます。韓国では日本のようなボックス型の喫煙所はまだ少ないものの、道の脇や店などに灰皿を置いていることが多いですね。灰皿は多いですが、韓国人は禁止区域では吸わないことから、喫煙マナーはしっかりしていると感じます」
宮根はなぜ、禁止区域で吸ってしまったのか。
「電子タバコならいいだろう、と思ったのかもしれません。さすがに韓国でも電子タバコを吸っている人はいても、歩きタバコは見かけません。東京でも路上喫煙は原則禁煙とされており、破ったものには罰金を設けたりと厳しいです」(前出・ジャーナリスト)
一方で、日本ではというと、例えば宮根と関係の深い大阪の場合は、
「路上喫煙禁止地区は梅田周辺や御堂筋など、中心部の一部エリアのみ。コンビニや飲食店前の灰皿撤去を求める規定は反対が強く、万博を見据えて大阪市が進める路上喫煙対策は難航しています。ミナミなどでは歩きタバコの人をいまだに見かけますね。宮根さんが万博とどう関わるかは不明ですが、『ミヤネ屋』で放送することは間違いないでしょう。万博を報じるであろう番組の看板キャスターがルールを破ったのは、非常に残念ですね」(在阪メディア関係者)
宮根も喫煙に関しては「大阪のノリ」を捨てた方がいいのではないか。