いよいよ年末。帰省シーズンですね。この時期、地元で同窓会を開く人も多いのでは。高校卒業したばかりのころは毎年のように再会していた友だちとも、気づけば10年ぶり、20年ぶり、はたまた四半世紀ぶりってことも。
そんなあまりにご無沙汰な同級生と「わぁ、ちっとも変わらないね」「相変わらず、若いね」と、礼儀正しい挨拶を自然に交わして旧交を温めるためにも、場所選びは慎重に。幹事さん、料理や雰囲気よりも、重視してほしいのは“会場の照明”なんです。
というのも、あれは3年前。雰囲気がよくて、料理もまずまずなホテルのブッフェで同窓会が開かれたのです。しかし、なんてことでしょうか。2時間制限のブッフェだったからでしょうか。ギンギンに明るいノーテンキな照明が容赦なくすべてを照らしてくれて、もはや罰ゲーム‥‥。
学生時代に可愛かった彼女の口のまわりには薄っすらヒゲが、好きだった彼のホクロのようなものから出ているなぞの物体。いちばん悲惨だったのは塗り壁女でしたが、きっとナチュラルメイクを誇る私のアレやコレも、皆さんに多大な迷惑をおかけしていたことと思います(自戒)。
ゆっくり話をしたくても、目に映るものがイチイチ怖すぎて落ち着かないったらありゃしない。幹事さん、すべてをありのままに照らされるくらいなら居酒屋で十分! アラフォー世代にとっては暗いだけでもありがたいってものなんですよ。