女性問題で西武から半ば追い出されるようにFA宣言してソフトバンクに移籍した山川穂高が、開幕直前に「余波」に見舞われた。
球団は3月28日に、公式サイトで紹介している選手応援歌一覧のうち、山川の歌詞変更を発表。29日の公式戦開幕に合わせたタイミングだったが、
「かねてから、これは問題になっていた」
と話すのは、球団関係者だ。続けて、
「変更前の歌詞は『戦いの覚悟を この舞台で今示せよ 立ち上がれ再び 飛ばせ空の彼方』だったのですが『今示せ=戒め』や、山川の人的補償で西武に移籍した甲斐野を連想させるワード(戦いの)が入っており、ファンの間でも相当話題になっていた。球団は昨年のFA移籍が決まって以降、かなりの苦情を受けており、担当者は参っていたので。福岡のテレビ局にも同様のクレームが入って、処理に大変だったそうです。今回は多くの苦情が入っていないとはいえ、トラブルを未然に防ぐための措置と聞いています」
ちなみに新しい歌詞は「鮮烈な一打を 放てスタンドの彼方へ 一振りで決めるぞ 高く遠く飛ばせ」。持ち味のパワーでの「一発回答」は今シーズン、何回見られるのだろうか。