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アイドルのような女王・高木真備さんが「保護猫&犬活動」/日本全国「旅打ち」行脚~取手競輪(下)

 取手競輪場で開催されたGⅡウィナーズカップの最終日、3月24日。この日はガールズケイリンコレクションに出場する石井寛子選手を応援する目的もあったが、ミッションはもうひとつあった。

 ガールズケイリンで活躍し、2021年に最高峰のガールズグランプリを優勝したのを機に、選手をスッパリ引退した高木真備さんに、別件で時間を取ってもらう予定だった。

 引退後は競輪だけでなく、他の公営競技の開催イベント、YouTubeへの出演などで全国を飛び回っているが、女王・真備が取り組んでいるのは競輪だけでない。引退にはもうひとつの理由があって、それが保護猫&保護犬活動だ。競輪場などで「ワンニャンフェスティバル」といった名称で、犬猫のお世話、里親探しを続けている。その活動について話をうかがいたいと、以前からお願いしていた。ところがなかなかタイミングが会わず、この日の取手となった。

 場内で真備さんの姿を探すと、4コーナー寄りのスペースで、YouTubeの生配信をやっていた。ボードで展開を解説し、買い目を紹介している。ガールズレーサーの中でも特にアイドルのようなかわいらしさなので、引く手あまたなのも納得だ。

 だが、この日はバタバタ状態。話を聞くのは難しそうなので、声だけかけて断念することに。

 真備さんはその後、ホームスタンド2階にあるスタジオに移動して、競輪のダービー王の娘、工藤わこさんがMCのスピードチャンネルの番組に出演した(写真)。人気者だけに、スケジュールがタイトだ。ガラス張りのスタジオの中で工藤MCと真備さんが談笑する姿を見ながら、同行の溜め息大将と、後半戦の車券に邁進したのだが…。

 7Rは年明けから好調な小林泰正の頭から。小林は難なく1着、スジの2着は買ったが、人気薄の3着はなし。右へ倣えの溜め息大将もドボンだ。3連単1万1560円の高配当を取り損ねた。

 8Rは読みとはまったく異なる展開で、またまたドボン。

 9Rはお目当ての石井選手が走るガルコレだ。石井選手には4日後の3月28日、石井選手のホームバンク、京王閣競輪場でAKB48のメンバー・山根涼羽さんとの撮影、取材の予定になっている。そのためにも、レースのチェックは必須だ。できればこれが最後になるレース、ガルコレで優勝してもらいたい。

「女王」の座を守り続けた①児玉碧衣、5連続で優勝し、絶好調のまま乗り込んできた②坂口楓華が人気になっているが、前走不調だった①児玉は買わず、②坂口は2着3着で。1着③久米詩、④吉川美穂、⑤石井のフォーメーション車券を購入する。

 レースは先行する久米の2番手につけた石井が早めにマクリ、これで決まりかと思ったら仕掛けが早すぎたようで、直線で②④に追い込まれて②④⑤9930円。残念!

 石井選手には取材の際にレースを振り返ってもらうことにしよう。

 10R、11Rはスジの人気サイドで決まり、ドボン2連発。ここまで無安打の溜め息大将からは、力ない溜め息が漏れる。

 12R、決勝。

①脇本 雄太35福井94期

②清水 裕友29山口105期

③深谷 知広34静岡96期

④伊藤 颯馬25沖縄115期

⑤坂井  洋29栃木115期

⑥河端 朋之39岡山95期

⑦古性 優作33大阪100期

⑧窓場千加頼32京都100期

⑨北井 佑季34神奈119期

 人気は窓場-脇本-古性で並ぶ近畿ライン。車券は①⑦から売れている。

「11Rまで1着2着①⑦が4回もあります。11Rも①⑦。最後は今日5回目の①⑦決着ですかね」

 そう大将に言われて気が付いた。嫌な感じだ。

「5回目? ここは①⑦で来るか、①⑦は来ないかのどちらか。来ない方に賭ける」

 レースはスタートを古性が取った。前は窓場-脇本-古性の近畿3車。残り2周で、今や先行したら日本一の北井が深谷を引き連れて近畿勢を叩こうとしたのだが、窓場が突っ張って不発に。伊藤のスパートもあったが、終わってみれば、脇本、古性のワンツーに、3着・清水の3連単は①⑦②、配当は1番人気の1370円だった。溜め息大将と天を仰ぐ。ノーヒットの大将はもはや、溜め息も出ない。

 反省会はいつもの取手駅前の「北勝Ⅱ」で。演技がいい名前の居酒屋で日本酒とハイボールを4時間、グビグビグビ~。

(峯田淳/コラムニスト)

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