誰しも人生に一度ぐらいは、財布を失くしてしまった経験があるのではないだろうか。もちろん、芸能人だって例外ではない。とはいえ有名人の場合、本人に戻ってくることが多いから不思議だ。
有吉弘行は早朝、コンビニエンスストアのトイレのタンクの上に財布を置き忘れてしまったことがある。夜になって失くしたことにようやく気が付くも、「もうないだろうな…」と半ば諦めの心境に。それでもダメもとでコンビニに電話をすると、お店で財布を預かってくれており、事なきを得た。
有名人ゆえにファンが親切に店に預けたのかと思いきや、財布の第一発見者はなんと、MAXのNANAだった。しかもNANAが「これ、有吉さんの財布だと思うんですけど…」と店員と話をしているところに偶然、次長課長の河本準一がやって来たというのだ。
NANAは「私、有吉さんの電話番号を知らないから河本さん、電話してあげてください」とバトンタッチ。河本がアンガールズの山根良顕から有吉の番号を聞き出し、電話をかけた。その一方で、有吉自身が店に問い合わせをしていたのだった。
有吉と同じように、元A.B.C-Zの河合郁人もUSJのロケで、財布をトイレに置き忘れてしまったことがある。
「家に帰ってから気付いて。テレビのロケだったんで、関係者の方に連絡を取ってもらったら、出てきたんですよ」
しかしながら、中身には変化があった。
「2万5000円入れたんですけど、1万5000円になっていました。バレないと思ったんじゃないですか」
そう言って、怒りをにじませるのだった。
さらに、中身を盗まれた場所が、大阪(USJ)であることから、
「なんかツッコんでほしいのかなと思ったんですよ。財布を渡した人に『いや、1万円ないじゃん』って(笑)」
きれいに1万円だけなくなっていたことを、不思議がっていたのである。
(坂下ブーラン)
1969年生まれのテレビディレクター。東京都出身。専門学校卒業後、長寿バラエティー番組のADを経て、高視聴率ドキュメントバラエティーの演出を担当。そのほか深夜番組、BS番組の企画制作などなど。現在、某アイドルグループのYouTube動画を制作、視聴回数の爆発を目指して奮闘中。