サンフランシスコ・ジャイアンツからFAとなり、巨人入りが確実視される筒香嘉智だが、古巣DeNAの三浦大輔監督も、
「球団が交渉しているのは聞いてます。祈るしかないです。見守るしかないです」
と参戦を明かしている。
三浦監督のこの言葉に「異議あり」と手を挙げたのは、野球解説者の高木豊氏だ。4月10日、YouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉で語ったのは、
「DeNAもさ、祈るしかないじゃなくて、本当に欲しかったら監督自らいけばいいのにな。そんな仲でしょ。他人行儀な仲じゃないじゃない。巨人からするとさ、交渉事は任せるってするかもわからないけど、(DeNAは)本当に欲しければ、三浦監督が出馬ってんで、口説き落としてくるとかさ。家族だから、他人ではないからね」
筒香が古巣に在籍したのは2010年から2019年。一方の三浦監督は1992年から2016年まで25年間、現役だった。筒香のプロとしての成長を間近で見てきた存在であり、いわば同じ釜の飯を食ってきた仲である。加えれば、高木氏は2012年にヘッドコーチ、2013年には1軍チーフ兼打撃コーチを担っている。
「高木氏だからこそ言える三浦監督への苦言だと、ナットクの声が相次いでいます」(ネットライター)
もっとも、DeNAの外野手を見ると、ライト・度会隆輝、センター・関根大気、レフト・佐野恵太で定着。外野のレギュラーが固定されていない巨人とは状況が違う。
「本気」ではない三浦監督の、リップサービスの意味合いもあったのだろうか。
(所ひで/ユーチューブライター)