一夜にして大金を手に入れるアスリート。彼らはそれを何に使ったのか。サッカー横浜フリューゲルスに所属していた前園真聖氏と山口素弘氏、渡邉一平氏が、前園氏のYouTubeチャンネルで明らかにした。
「横浜フリューゲルス同窓会」と称して、テーマに沿ってトークを始めた3人は、「初任給で贅沢をした買い物」に言及。
前園氏が買ったのは有名なピンクのポルシェではなく、マツダのスポーツカー「RX-7」だった。山口氏はドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの「ゴルフ」。そして渡邉氏も車種は明らかにしなかったが、車を購入したと明かした。
渡邉氏と前園氏はそれに加えて、自動車の運転免許を取る費用にも充てたという。渡邉氏が振り返る。
「次のシーズンが始まる前、5月か6月に俺と坂本義行とゾノと3人で、栃木の氏家まで泊まり込みで合宿に行った」
この合宿で、前園氏はとんでもない大ポカをやらかしたそうで、
「学科に毎回ちゃんと出ておけば、落ちるはずがない。それなのに前園はテレビを見ていて授業をすっぽかし、ひとりだけ合宿に残された」
渡邉氏はそう暴露したのだった。
なんとも間の抜けた失敗だが、前園氏は言い訳を展開する。
「呼びに来てくれればいいじゃないですか。何か人気のドラマやってたんですよね。トレンディードラマ。ずっと見ていたら、授業が終わっていたんです」
そこまで夢中になって見たドラマが何だったのか気になると同時に、前園氏が心配になるエピソードだったのである。
(鈴木誠)