サッカー元日本代表・城彰二氏のユーチューブチャンネルに、同じく元日本代表の前園真聖氏と元代表監督の西野朗氏が出演し、1996年のアトランタ五輪の裏側を語った。
同大会で城氏はFW、前園氏はMFでキャプテンも務め、それら個性の強い選手たちをまとめ上げていたのが西野監督。他にもDF松田直樹氏や、後に代表のエースとして君臨するMF中田英寿氏、GK川口能活氏など、勢いがあってアクの強い選手が多数選ばれていた。
動画ではその中でも特に中田氏に話が集中。多くのエピソードが明らかにされた。
中田氏はホテルでのオフの時間にチームメイトの部屋に突然やってきて、会話をすることなく本を読んだり、持参したお菓子を食べて出ていくことがあったという。また西野氏によれば、中田氏はウォームアップのランで皆と逆に周りたいと主張。一度は仕方なく許可したものの、さすがに不自然なので「全体で走ることで気持ちの統一をする」と言ってやめさせたという。
また中田氏といえば野菜嫌いで知られるが、城氏曰く「うどんに入っていたネギすら取って出していた」という徹底ぶり。
そんな変わり者エピソードに事欠かない中田氏だが、極めつけは前園氏が明かした行動だ。2人がホテルで初めて同部屋になった際、普通であればスーツケースからその都度服を出すところを、スーツケースから出してわざわざ棚に入れていたという。しかも数日後には前園氏の服まで棚に入れて整理するマメさで、前園氏は「それが強すぎて(中田氏は)結婚できない」と指摘していた。
中田氏はすでに46歳になるが、こだわりと自己主張が強く、食べ物の好き嫌いが多いとなれば、確かに結婚相手は見つかりにくいのかもしれない。