フジテレビの「朝の顔」が酷使されているともっぱらだが、その仕事ぶりを「致死量」「普通の医者なら止める」と表現するタレントがいるほどだ。その人気ゆえに重宝がられているとはいえ、体には実に深刻な異常を来していた。あの日本テレビの看板アナ、水卜麻美も悩まされたという「症状」の実態とは…。(4月25日配信)
「なんでなったんや?」
明石家さんまがそう質問した相手は、フジテレビの井上清華アナ。アシスタントとして出ている「ホンマでっか!?TV」でのことだ。
4月24日の放送には川口春奈が登場し、専門医に「顎関節症」の施術を受けていると明かした。顎関節のバランスが悪く、食いしばりが強いせいだという。すると井上アナが、
「私も顎関節症なんです」
と告白したのだ。さんまの質問には、こう答えた。
「小学生の時に歯の矯正をしていて。その器具を取ったらなったんです。成長期の時につけてたからおかしくなったのかなって」
事実、井上アナは川口と同じ医師による施術を受けているといい、以前に比べると改善へと向かっている。とはいえ、「だいぶ…」という、どこか歯切れの悪い口ぶりをみると、あまり思わしくないようだ。
実はこの顎関節症、女子アナの「職業病」とも言えそうなのだ。長年悩まされたという女子アナは少なくなく、元フジテレビの高橋真麻は、2022年6月の「スッキリ」(日本テレビ系)で、こう言っていた。
「マウスピースをやったり、歯科医に行ったりとかいろいろ治療してるんですけど、なかなか根本の解決にはなってない」
日本テレビの水卜麻美アナは、歯が痛くなってものが噛めなくなり、歯科医の診察を受けたところ、顎関節症と診断された。医師が語った原因は、
「ストレスですよ」
女子アナ研究家が首をひねる。
「井上アナは小学生の時の歯の矯正が原因だといいますが、今も医師の施術を受けているというのは、完治していないということ。水卜アナのように、ストレスが治療の邪魔をしているのかもしれません。元日本テレビの石川牧子さんはアナウンサーになって10年目、各局がしのぎを削る激戦区のニュースを担当していた時に突然、原稿を読む速度がコントロールできなくなり、うつ病を発症しています。当初は原因がわからず、1年以上経ってから顎関節症と判明しました。今は元気な姿を見せている井上アナですが、超多忙な日々を送る中、ストレスで重症化しなければいいのですが…」
昨年秋頃からちょくちょく番組を欠席する姿が目立っている井上アナだが、もしかしたら思うように口が開かなくなっていたのかもしれない。
4月20日の特番「FNS明石家さんまの推しアナGP」では、ゲスト出演者から「致死量」「普通の医者だったら止めるよ」と、猛烈すぎる仕事ぶりを懸念されている。西山喜久恵アナウンス室局次長は他人事のように、
「フジテレビの朝の顔として『めざましテレビ』を月曜日から金曜日まで担当して、週末はさんまさんと『ホンマでっか!?TV』を。本当に負担だと思う」
と言うのみだったが…。
せめて休みの日くらいは存分に羽根を伸ばして、ストレスを発散してほしい。
(ケン高田)