今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」は、主人公・紫式部(まひろ)の人生を軸に、平安時代の貴族の恋愛や怨念、泥沼の政争が描かれる。
「まひろ役の吉高由里子(35)と藤原道長を演じる柄本佑(37)は、ドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)で共演しているだけあって、今回も息遣いまで相談したかのようにピッタリ。道長には本妻・倫子、側室・明子がいても心の中にはずっとまひろがいる。『知らなくて–』の時も柄本には妻子があり、とても大事にしながらも、吉高のことを思い続けていた状況がそっくり」(テレビ誌ライター)
第21回(5月26日放送予定)からドラマも中盤に入り、越前編がスタートする。
浩歌(54)演じる朱仁聡や松下洸平(37)演じる宋の見習い医師・周明らが登場する。
「周明は、商人の朱仁聡らと共に越前にやってきて、まひろに宋の言葉を教えるうちに深い関係になっていく。松下とはドラマ『最愛』(TBS系)で恋人同士でしたが、こちらもかつての共演が物を言うのか、以心伝心の感じが伝わってきます。ホントは付き合ってるの? なんて思ってしまうほどお似合いです」(前出・ライター)
道長との絡み以上に、周明とも濃厚なシーンが登場するという。
「さすがに夜8時台のNHKドラマでは官能シーンは放送できないので肌の露出は少ないですが、ぎりぎりのところまで攻めています。インティマシーコーディネーターに協力してもらっているそうですが、色っぽい〝濡れ場〟感になっているとか」(スポーツ紙記者)
大河ドラマの撮影に臨むにあたって吉高は「どんな要望にも応えたい」と話していたが、その言葉通り、繊細なシーンの各所でみずから提案しているという。
平安の世と言えば、呪詛が隆盛を極めた時代。呪詛の危険を感じていたのは、権力の中枢にいた上級貴族層だが、実際は貴族から庶民に至るまで、誰しもが呪詛の脅威について無関心ではいられない時代だった。
「『光る君へ』でも、天皇からも藤原家からも信頼されていた陰陽師の安倍晴明が登場しています。道長の甥・伊周が道長を呪詛した時には、これを見破って危機を救った。吉高は、このあたりのシーンで、かなり呪詛の怖さに震え上がったようで、お清めのために塩を持ち歩いたり、お風呂に塩を入れたりいろいろ試したそうです。お清めの塩スプレーを持参して、スタッフにも勧めているようだ。まさにまひろそのものになり切っているのでしょう」(ドラマ関係者)