「生まれたら発表しようかなって思ってたんですけど、どうにもこうにも隠せないくらい、お腹が大きくなってきちゃったので」
元フジテレビでフリーアナウンサーの久代萌美が、突然の第1子妊娠を発表した。報告は、夫でユーチューバー「北の打ち師達」のはるくんこと、ハルキのYouTubeチャンネルにアップされた5月18日の動画に、久代が声のみの出演で行われた。
実はこの妊娠を友人には報告しておらず、それどころか、公表するつもりもなかったのだという。ところが最近のネットニュースがどうしても気になりすぎて、電撃発表に至ったのだと。いったい何のニュースかといえば、
「『激太り』『激変』『劣化した』みたいに書かれるからさ」
苦笑いしながら、久代はそう愚痴を漏らす。つまり、ネット上での体型ディスり対策の意味合いもあったわけである。女子アナウォッチャーが言う。
「アヤパン、カトパンなど、将来有望なアナウンサーには『パン』の愛称を付けて売り出す伝統のあるフジテレビですが、久代は石橋貴明(とんねるず)との初共演時に『ブスパン』という屈辱的なあだ名をつけられた。やたらとブスイジリされた過去があるのです。鬼越トマホークの金ちゃんからは『フジテレビにしてはあまり可愛くねーんだよ』と暴言を吐かれて、本当に涙を見せたこともありましたからね」
そんなひどいイジリが日常茶飯事だったからか、久代自身は容姿に言及されても耐性がついているようで、今回もサラリと流してはいる。
「別にいいの、体重増えてるし、太ってるから。別になんとも思ってないんだけど」
前出の女子アナウォッチャーが指摘する。
「久代が体型イジリをあまり気にしていない素振りをする一方、夫のはるくんの方が、愛する妻がディスられることを気にしていたと聞きます。そして妊娠を公表するよう促したのではないかと、動画視聴者たちは判断したようですね」
事実、はるくんは真顔でこう訴える。
「夫としてはね、そういう(体型をイジる)コメントってしない方がいいと思いますよ、絶対に。だってさ、たとえメチャクチャ食べて太ってたとしても、そのコメントする必要がないし」
フジテレビ退社後は吉本興業に所属していることで、共演芸人にイジられることが多いが、それに笑顔で応える久代。とはいえ、夫としては、せめて妻が無事に出産するまでは温かく見守ってほしい…それが切なる願いなのだろう。
(権田力也)